ユウキロック著『芸人迷子』読了感想

7月 24, 2019

[fuki-r]どうも、もりみちです。

今回は元ハリガネロックという漫才師ユウキロックさんの芸人迷子を読ませていただきました。

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私は小さい頃からM-1グランプリが大好きでハリガネロックさんはよく拝見さていいただきました。

突然の解散にはとても驚きましたが、本を出版されたと知り、読ませていいただきました。

今回は芸人迷子の感想を少しばかり書いていきます。

 

 

芸人迷子 ユウキロック

 




はじめに

ハリガネロック
1995年コンビ結成
ボケ ユウキロック ツッコミ 大上邦博
第一回M-1グランプリ準優勝
第四回爆笑オンエアバトルチャンピオン大会優勝
2014年コンビ解散

参照:wikipedia

ハリガネロックの大躍進

ハリガネロックというコンビを結成してからの活動が細かく書かれていて、賞レースでの活躍や、M-1グランプリの裏側など、本当すごい芸人だったんだなと思い知らされました。

ハリガネロックを結成してから、ライブでは爆笑、関西のあらゆる漫才の賞を受賞し、順調な芸人生活を序盤は書かれています。

印象的なのはハリガネロックはどこに行ってもスベらなかったと書かれていて、とても自信家な人だと感じました。

同期の話もたくさん書かれており、そのなかでも中川家とのエピソードは本当に面白かったです。

ライバルがいたから頑張れるのと同時に中川家の凄さ、芸人ならではの視点で楽しめました。

特に私はM-1グランプリをテレビにへばりついてずっと見ていた世代なので、裏側も知れて最高でした。

 

ハリガネロックの苦悩

漫才で思うように結果が残せない日々、苦悩や葛藤が描かれています。

特に印象に残ったのは2005年のM-1グランプリでブラックマヨネーズの漫才を見て、衝撃を受けて、そこで辞めれば良かったと語られているところです。

そう思わせるほどブラックマヨネーズは凄かったとひしひしと伝わりました。

M-1以降の苦悩、そして、相方への怒りや、さまざまな思いが分かり、人を笑わせる職業なのに、こんなにもつらい思いをしてると思うと、なんだか悲しくなってきますね。

 

ハリガネロック解散

新しいハリガネロックを見せようとしたが、うまくいかなかったことや、解散を決意した日。

ハリガネロックとしての最後の漫才、相方への思いなど、苦悩や葛藤を知って最後の漫才に向かう姿はめちゃめちゃかっこいいなと素直におもいました。

 

解散後の活動

ユウキロックさんは今演芸インストラクターとして、芸人のネタ見せ講師をしているそう。

吉本以外の他事務所でさまざまな芸人のネタを見ているらしく、吉本以外の芸人の底上げにもなりますね。

そして、大上さんは吉本を辞め、大阪で、アイドルのMCをしている。

 

 

おわりに

芸人迷子を読ませていいただいて、ハリガネロックの全てを知れたような感じでとてもM-1グランプリ世代の私としては大満足の一冊です。

お互い、第一線は離れられましたが、まだまだ、エンターテイメント業界に貢献してくれる方だと思います。

お笑い好きな方や、そうでない方も楽しめる読み物です。

芸人迷子是非一度読んで欲しいです。

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