【コラム風日記】独り言

「ぃゃなにしてんねん」

また、出てしまった。

私は小さい頃から独り言がめちゃめちゃ多い。ほぼ無意識に咄嗟に口からこぼれてしまう。これはもうどうしようもない。その人特有の癖なのだから。個性ととらえてもらいたいくらいだ。

例えば、一人でシャワーを浴びていたら思い付くことを全て吐き出してしまう。

急に冷水が出たときには「冷たっ!なんやねん!冷たいな!」みたいな感じでシャワーに切れることも多々ある。恥い。

自分自身は言葉を吐いたあと独り言に気付く。手遅れ過ぎる。

野球で言うと、ピッチャーが投げた球がキャッチャーのミットに入り、ストライクの声がかかった時に振ってしまう、それくらい手遅れだ。どうしようもない。

大学生の時にコンビニでアルバイトをしていた。レジで接客中にお客さんにおつりとレシートを渡す。そのお客さんは一度声には出さないがレシートはいらないというようなジェスチャーをした。そして私がおつりだけ渡すと、すこしの間があって、レシートをくれというジェスチャーをしたのだ。

その時だ!

「ぃゃどっちやねん」

出てしまった!咄嗟に出てしまった。独り言というツッコミが。。やってしまったと思ったお客はびっくりして、そして私を睨みながら帰っていった。こういうことが続きいよいよヤバいと思ったもののなかなか治らない。無意識の癖だから。

自分史上一番びっくりした独り言は、満員電車に乗っていて、満員でもちろん座席は空いておらず、私は座席の前でつり革を持って両耳にイヤホンを着け音楽を聴きながら乗っていた

次の駅に着いて、私の前の席の人が降りて、目の前の席が開いた。

その瞬間、つい出てしまった。
渾身の一言、

「チャンス」

言った瞬間、急に体が熱くなった

いやなんのチャンスだよ!
心の声で自分を諭した。まわりの目が怖かった。

「あいつ今席空いたらチャンスって言ったよなヤバいな」
そう聞こえてきたような気がした。穴があったら入りたいとはこのことだ。

人生最大の大恥。

車内の空気に耐えられず目的地の三つ前の駅で降りてしまった。

誰か私の口元を祭り縫いしてくれませんか?

今もまだ先天性独り言症候群に悩まされています。